写真で見るペンタックス「645D」(β機)

Reported by 本誌:武石修

645D。装着レンズは、D FA645 55mm F2.8 AL [IF] SDM AW

 ペンタックスが5月中旬に発売する中判デジタル一眼レフカメラ「645D」をお借りすることができたので、外観写真を中心にお伝えする。なお、実写画像は後日掲載する予定。645Dの詳細は別記事を参照されたい

 645Dは、ペンタックスの645判カメラシステムを採用したとあってK-7に比べると大きいが、銀塩の「645N II」とほぼ同じ程度の大きさになっている。本体を持ってみると、見た目より軽く感じるのが正直な感想だ。

 大柄なボディだが、グリップは大きく指が余らずに持ちやすかった。また、撮像素子のフォーマットが大きいため、ファインダー像も大きく見やすかった。

 ユーザーインターフェースやボタンの機能などは多くがK-7と共通するため、K-7やK-xのユーザーなら短い時間で操作に慣れることができそうだ。

【動画:シャッター動作の様子】

 

※掲載した個体はβ機のため、製品版と一部異なる場合があります。


外観

44×33mmの有効4,000万画素CCDマウント
AF連動ピン絞り動作レバー
電気接点はマウント上部にある向かって左下にレンズ取外しボタン
マウントからスクリーンを見ることができる
グリップ部645N IIではグリップとミラーボックス側の間が貫通していたが、645Dでは塞がった
メーカーロゴロゴ部はやや浮き出している
ロゴは凹凸のある仕上げになった
ミラーアップダイヤル上部のえぐれの意匠が、シャッターボタン側まで続く
シャッターボタン周りグリップを背面から
背面電子ダイヤルモードダイヤル。下部で測光モードを設定できる
ファインダーの左側にはAFモード切替えダイヤル同右側には測拠点切替えダイヤル
撮影者から見て左側の凹部。中央の2つは、SDスロット1および同2の保存形式設定ボタン液晶モニター下部のボタン
背面ボタン背面下部のケーブルレリーズ端子
シンクロソケットも備える
ファインダーファインダーを覗いたところ
ファインダーのリングを回すことで視度調節が行なえる。その際ファインダーがやや伸びる
液晶モニターは約92万ドットの3型。強化ガラスでカバーした本体側面に縦位置用の三脚穴を備える
ストラップは三角環による2点吊り。一般的な一眼レフカメラよりも大きめの三角環が付いている側面にカードスロットと端子部がある
SDHC/SDメモリーカードが2枚入るデュアルスロットを採用端子カバーを開けたところ
上部の表示パネル。こちらもカバーは強化ガラス製イルミネーションはK-7と同様のグリーン系
表示パネルは幅5.5cm以上もあり、フォントが大きく見やすい表示パネルには大きな傾斜があり、撮影中の視認性に配慮した
上部のホットシューはP-TTL調光に対応バッテリーはグリップ部分に収納。K-7と同じ「D-LI90」を使用する
645Dの重量。バッテリーとSDHCメモリーカード2枚を含む左にD FA645 55mm F2.8 AL [IF] SDM AW(フード付き)を装着した重量
645N IIの重量。バッテリー(単3アルカリ乾電池×6本)とフィルムバックを含む(フィルムは未装填)

D FA645 55mm F2.8 AL [IF] SDM AW

最小に絞り込んだところ。開放から2段までは円形を維持する距離指標窓を備える
銘板AF/MF切替えスイッチ。クイックシフト・フォーカス・システムを採用しているため、AFで合焦後にはスイッチの切替え無しにMFでの微調整ができる
マウント部にもシーリング材を備え、645Dと併せて防塵防滴システムが完成する
DA 17-70mm F4 AL [IF] SDM(右)との比較

レンズ装着例

D FA645 55mm F2.8 AL [IF] SDM AW

FA645 75mm F2.8

FA645 33-55mm F4.5 AL

FA645 300mm F5.6 ED[IF]

67 105mm F2.4

67用レンズを645ボディに装着するための「645レンズ用アダプターK」を取付けたところ「645レンズ用アダプターK」を介して装着した「67 105mm F2.4」

645N II(右)との比較

K-7(右)との比較

「AF540FGZ」の装着例

メニュー画面など

メニュー項目

各機能設定画面

2軸の電子水準器を新搭載した。右は表示例
撮影者名と著作権者名を登録し、画像に付加できる
新搭載のカスタムイメージ「リバーサルフィルム」の設定画面。右の「ほのか」と違い、シャープネスのみ設定可能となっている
ドライブモードホワイトバランス設定画面

プログラムライン設定

ステータススクリーンの表示色

ステータススクリーン




武石 修

2010/3/15/ 00:00